子供を入園させるなら? 幼稚園VS保育園
幼稚園
日本の場合、幼稚園は文部科学省幼児教育課の所管で、学校教育法第1条に規定される学校(一条校)の一種である。大学・大学院までの教育体系の中の一環として組み込まれている。私立の幼稚園においては学校法人のほか個人、社会福祉法人、宗教法人などが設置できる。 なお、保育所は厚生労働省所管の児童福祉施設(児童福祉法第7条に規定)であり、保育(養護と教育)を行うものの、学校教育法による学校ではない。なお、幼稚園機能と保育所機能を併せ持つ施設として、幼保連携型認定こども園がある[2]。 日本の幼稚園における教育内容は、幼稚園教育要領の中に示されており、その内訳は「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」、「表現」の5領域となっている(学校教育法23条各号参照)。施設設備については、幼稚園設置基準で定められている。幼稚園の教師になるためには、法律で定められた免許を取得しなければならない。
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保育園
保育所における保育では、養護と教育が一体となって展開される。ここでいう「養護」とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりであり、「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。ただし、「教育」に関しては、「義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の幼児に対する教育」は除かれている[5]。 児童福祉法には、厚生労働省児童家庭局が管轄する「児童福祉施設」として、保育所(認可保育所)を次の通り規定している。 保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設である。(第39条第1項) 「乳児・幼児」とは、0歳から小学校入学前までの乳幼児。第6条の3第7項の「保育」の定義中の「教育」の規定により、「義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の幼児に対する教育」は行わない。