コンロを使うなら? IH VS ガスコンロ
IH
電磁調理器(でんじちょうりき)とは、内部に配置されるコイルに流れる電流により、所定の種類の金属製の調理器具を自己発熱させる、加熱のための器具である。加熱原理は誘導加熱(英語: induction heating、IH)であり、IH調理器とも呼ばれる。ガスや火を使用せず、電力のみで動作する。一般的には、コンロ型をしている調理器具を言う。IH炊飯器などの、同じ加熱原理を用いる機器を含めることもある。電磁調理器は、電気コンロ同様に電力により加熱を行う。燃焼を伴わないため、室内の空気を汚さず、火事対策が簡略化できる(=内装制限の緩和)などのメリットがある。また、安定した加熱管理制御が容易に行えるため、スープなどの液体の加熱に適している。その反面、鍋釜等をガラストップ(コイル)から遠ざけてしまうと、誘導加熱および鍋釜等の温度検出ができず、加熱を停止させてしまう機種が多い。また、フライパンを使った場合に、調理ムラを生じ易いといった欠点がある。 なお、専用のステンレス製ポットを用いる湯沸用の小型電磁調理器を、電磁式サーバー(デンジサーバー)といい、ホテルや旅館といった宿泊施設などで用いられる。
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ガスコンロ
焜炉の「焜」とは広韻で「火の貌(かたち)」と解釈され、つまり熱炉・熾炉(しろ)というに等しい。カタカナでコンロと表記されることが多いが、外来語ではなく日本語の在来語(漢語)である。本来焜炉とは運搬可能な調理用の炉をさしていた。江戸時代の遺構(江戸遺構、四国城下町遺構など)から多くの持ち運び可能な土師(はじ)製火床が発掘されている[7]。七輪も焜炉の一種であり、江戸時代の終わり頃までには作られたことが分かっている。七輪とは珪藻土などで作られ、燃料に木炭などを使う焜炉の一種で、空気取り入れ口の加減で火力を調節するが、燃料の燃え具合の調節が難しい。 今日焜炉といえば、一般的にはガス焜炉をさす。ガス焜炉にはガス栓からガスホースを用いガスを供給する方式と、液化ガスを充填したボンベを接続しガスを供給する方式がある。